夜に薫る。 bpm147

終に交した接吻（くちづけ）は
二人の嘘が見えないように　切なさ残して　

時折触れる体温が
他人とは違う恋と知る
夏の夜の寝苦しさに　誘われるように

風が撫でる濡れた肌は　しんと冷えた星空
眠る刹那にだけ許されてる逢瀬は

遂に二人が結ばれる
浅き夢見は恍惚の対となり胸に鳴り響く
くすぐる所作も触れる仕草も
二人を導く　　　

唐突な終止符と存在を残して消えた
あなたはいつも自分勝手に
これはそう、いつものことだと信じて
今日の夜も明日もまた逢えるでしょう

ねえ…

竟にあなたの姿はなく
胸にだけ響く残響が嫌でもあなたを思い出す
幽かな匂いも揺れる想いも
すぐに抱きしめて

二人交した約束は彼岸の彼方へと消えた
それでも惹かれる想いが
唐紅の夢に染まる
空は白んでいく




